ども、Jellyです。
今まで不動産投資のことについて書いてきたのですが、実は株式投資も少しやってます。
現在は、主に米国の個別株や米国ETFを購入しています。
数年前までは、日本株のみしか購入してなかったのですが、本やインターネットで情報収集していくうちに米国株の魅力に気づき、現在では米国の個別株、米国ETFしか購入はしていません。
今回は株式投資の中でも僕の中で将来的に勝算がかなり高いと思う『米国ETF』について書こうと思います。
そもそもETFとは、Exchange Trade Fundの略で「上場投資信託」のことで、名前の通り、投資信託の一種で、投資信託自体が証券取引所に上場しています。
通常の投資信託は、注文を出した当日は売買金額は公表されず、翌営業日に公表されることが多いため、いくらで購入できたのかがすぐにはわかりません。
一方でETFの場合は、証券取引所に上場しているため、株式と同様にリアルタイムで取引が可能になります。
またETFは、日経平均やS&P500、NYダウ等の指数に連動するように運用されており、構成されている銘柄も複数になります。そのため、アメリカ中の株式を購入することや全世界の株式を購入することが、1つのETFを購入するだけで可能になるわけです。
お菓子の詰め合わせみたいなものですね。素晴らしい!!
◎ETFのメリットについて
- 市場でいつでも売買できる
⇒証券取引所に上場しているので、相場の値動きをみながらいつでも売買が可能。
- 少額で分散投資ができる
⇒ETF自体が複数の銘柄で構成されているため、分散投資が可能になり、個別株式を購入するよりもリスクを軽減できる。
- 運用コストが低い
⇒投資信託は保有期間中の管理費用として「信託報酬」という経費が発生します。
その経費がETFはめちゃくちゃ安いんです。
一番安いのだと1年間で0.03%程。100万円を運用していても年間にかかるコストは300円になります。もちろんすべてのETFがここまで安いわけではなく1%近くあるものや1%を超えるETFもあります。
- 商品の選択肢が豊富
⇒ETFは米国株式や、日本株式だけではなく、全世界に投資するものや先進国、新興国のみに投資するものといったエリア別に分けた商品や債券やREIT(不動産投資信託)、金といった様々な指数に連動するものがあります。また医療分野やエネルギー分野、一般消費財分野など業界ごとに分けたものや高配当株式のみを集めたものなど本当に選択肢が多いのです。
◎ETFのデメリットについて
- 分配金が自動的に再投資できない
⇒ETFには分配金が支払われるものがあります。
投資信託は分配金を自動で再投資する仕組みがありますが、ETFは自動で再投資する仕組みが無いので、再投資する場合は手動で買い付けを入れないといけません。
- 上場廃止される場合がある
⇒ETFも運用資産総額が少なくなったり、ファンドの投資目的を達成した場合などに上場廃止となるケースがあります。その際は、繰上償還(信託期間の途中で運用を中止し、ファンドの保有者に信託財産を返還すること)をすることなります。そのため、上場廃止になったとしても払い戻しが可能になるので、投資資金が返ってこないということではないですね。
なぜ、米国なのか。
僕が考えている米国投資を軸にする理由(米国投資のメリット)は下記の3つです。
- 米国の株価指数が過去150年以上右肩上がりである
下記のグラフは1872年から2020年までのS&P500 指数の推移です。
見事なまでの右肩上がりですね!!
この150年間の間に第二次世界大戦や世界恐慌、ITバブル崩壊、リーマンショックなどがあったわけですが、それらから全て立て直し、上昇しています。
そのため米国株(S&P500)を購入して長く保有すればするほど、保有資産がほぼ確実に上昇することになります。今までの150年間の中でも5年や10年の短期スパンでの保有では保有資産がマイナスになる期間がありますが、20年~30年の長期スパンで投資をすれば、ほぼ100%保有資産がプラスになることがわかります。
今後何が起こるかはわからないですが、上記のような大暴落を経験し、それらをばねにして上昇してきたことから、これからも高い確率で右肩上がりで上昇してくのではないかと僕は考えています。
では、日本はどうでしょうか。
1985年からの現在までの35年間のデータではありますが、バブル期の高値を更新していないですし、現在はバブル期の半分ほどの数値しかいってません。見てわかる通り、右肩上がりでもないです。ちなみにアメリカはこの35年間も右肩上がりとなっています。
- 米国は世界経済の中心である
米国はGDPランキング世界第1位。日本の約4倍。
世界の株式時価総額に占める米国シェアは世界全体の約57%。
米ドルは国際決済通貨や基軸通貨として、世界で最も多く流通している。
等々、米国は世界の経済の中心であり、これからも経済を牽引していくのではないかと考えられます。また0ではないですが、国自体が破綻するリスクは限りなく低いと考えられます。逆に米国が破綻したとしても、その頃には恐らく世界全体が破綻しているのではないでしょうか。
- 米国の人口は今後も増加する
米国の2020年現在の人口は約3憶3100万人。
今後は自然増と移民の受け入れによって、今後5年毎に約1000万人増加していき、2050年には約4億人に達すると言われています。
また日本と違い、少子高齢化はなく、生産年齢人口が先進国の中で唯一明確な増加基調になっています。
魅力的なビジネス環境を求めて人材が集まりやすく、人が集まればそれにより富やビジネスチャンスも生まれ、それらが経済成長の源泉になることで、経済が拡大していくという好循環が生まれやすくなりますね。
現在、僕が保有している銘柄は下記の通りです。
▽ETF
銘柄 | 銘柄の内容 | 現時点での評価額 |
VTI | 米国株式市場ほぼ全体への投資 | ¥131,133 |
VYM | 米国株式市場の高配当利回り銘柄への投資 | ¥359,502 |
VDC | 米国の生活必需品セクターへの投資 | ¥536,412 |
VHT | 米国のヘルスケアセクターへの投資 | ¥659,936 |
合計¥1,686,983 (+262,650)
▽個別株
銘柄 | 銘柄の内容 | 現時点での評価額 |
BTI | ブリティッシュアメリカンタバコ | ¥219,329 |
MO | アルトリアグループ | ¥233,817 |
T | AT&T | ¥255,820 |
合計 ¥708,966 (-253,364)
ETFの利益と個別株の利益がちょうどトントンになってます。
個別株で足を引きずっているのはBTIとMOでどちらもタバコ銘柄です。
2018年からのタバコ銘柄に対する将来懸念に起因する下落によってかなり下がっています。そのおかげで現在の配当利回りはBTIが7.78%、MOが7.86%とかなり上昇しています。タバコ銘柄に対して悲観的な部分もありますが、ジェレミー・シーゲル先生の「株式投資の未来」に書かれている通り、タバコ銘柄は長期的に見れば利益を得ることができるため、今のうちに仕込んでおくのも良いかもしれないですね。
現在は不動産投資の資金確保のため、積極的に株式への投資はしていませんが、将来的には株式投資にも資金を注入していきたいと考えています。株式の平均リターンは年率6.5%~7%とされているため、このリターン通りにいけば毎月5万円ずつ20年間積み立てをしていった場合、合計で2,500万円になりますし、30年間の場合は5,800万円という金額になります。複利の力は凄まじいですね。
また株式投資について、ジェレミー・シーゲル先生の本はものすごく参考になりました。これから投資をする人や現在投資をする人も一度は読んでおきたい名著だと思います。
それでは、また。
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